色覚異常
色の見え方や感じ方が多くの人とは異なる状態。
- 網膜にある錐体細胞の遺伝的な欠損や変異によって起こる先天色覚異常と、
- 加齢や病気によって色覚が変化する後天色覚異常
に大別される。1
現在では色覚多様性とも呼ばれる。2 私自身はこの言葉が妥当だと考えているが、2024 年 12 月現在の環境ではまだ伝わりにくく感じたため、見出し語として「色覚異常」を採用した。
呼称
かつては
- 全色盲
- 色盲
- 色弱
などの呼称が一般的に用いられたが、誤解を招きやすいことから、
- 一色覚
- 二色覚
- 異常三色覚
などの呼称が使用されるようになった。1
2004 年以降から、色覚の多様性を表す言葉として、英語の頭文字から
- P 型(Protanopia)
- D 型(Deuteranopia)
- T 型(Tritanopia)
- A 型(Achromatopsia)
に分け、いわゆる多数派な色覚を
- C 型(Common)
色覚に対する呼称の、2004 年前後での変化について、色覚の呼称 - NPO法人カラーユニバーサルデザイン機構 に対応表の記載がある。辞書などの文献では古い呼称を見かけることが多くあったので、参考にしてほしい。
感じかた
- C 型: 三原色を識別できる。原理は 色覚 を参照のこと。
- P 型: 赤と緑が同じように見えるが、やや緑がかって見える。
- D 型: 赤と緑が同じように見えるが、やや赤みがかって見える。
- T 型: 青色付近の差を感じにくい。一般的に弱視をともなう。黄色が赤く、青が緑がかって見える。
- A 型: 明暗だけを感じる。一般的に弱視をともなう。4
生活の困難
TODO: 生活するうえでの困難や解決を調べる。
関連項目
- WCAG 2.0 達成基準 1.4.1 を理解する
- ウェブコンテンツにおける色の扱いについて解説している。
- 障害者の定義